実は前から気になっていた
知り合いから「そんなにビール好きなら、工場見学行ってみれば?」と言われて、
ついに重い腰を上げ、行ってきました!
ビールはビールでも、私が一番美味しいと思っている「麒麟一番搾り」!
見学というよりは、工場での一杯を期待して、お邪魔してきました。
大人の工場見学のスタートです!
さあ、やってきました、キリンビール名古屋工場。
まずは、入り口に「金のしゃちほこ」のお出迎え。
いや~、名古屋人? しゃちほこ好きですよね。
まずは受付で簡単な説明を受けます。
お酒の提供があるので、「今日はどのように来られましたか?」と聞かれたので、
「駅から徒歩で」と言ったら、「え、徒歩?」と驚愕されました(笑)
JR枇杷島駅から工場見学用のバスが出ているので、そちらを利用した方が便利です。
(帰りはバスに乗りました。)
平日の14時半の予約でしたが、20人ほど見学の方たちが。
定年後らしきご夫婦やお友達のグループ、韓国からの観光ツアー客?など、いろいろな人が集合していました。
そして、さっそく工場見学スタート!
ビールの製造工程を説明していただきながら、工場設備も紹介していただきます。
設備の見学ももちろん楽しかったのですが、印象的だったのは、「体験」イベントです。
まずは、「香り」。
ビールは「麦芽」と「ホップ」と聞いていましたが、いまいちピンと来ていなかった私。
実際麦芽を食べてみて、そしてホップの香りを嗅いでみて、ビールを理解した気がします。
麦芽の風味はこんがり焼いたアーモンドみたい。
そして、嚙んでいくほどにじわっと甘みが。
この甘みが旨味なのかぁと実感。
ホップは食べるものではないらしく、香りを嗅ぎました。
(ちなみに「食べてみようぜ!」といったおじさまは、渋い顔になっていました(笑))
フワッと鼻に抜ける香りは、まさにビールの香り。
麦芽の甘みとホップの爽やかさで、ビールはできているのだと、実感しました。
そして、「味」。
この日は、ただのビール工場見学ではありません。
さっそく、お味を比べてみることに。
そもそも麦汁の色がまったく違って、一番搾り麦汁のほうが断然色味が濃かったのですが、味もそれに比例するカンジでした。
ジュースよりも甘い! という濃厚な麦の甘さ。
待ちに待った試飲のお時間です✨
おしゃれなカフェみたいなホールで、
キリンの「ブルワリードラフトマスター」(社内資格みたいです)の方が、
ビールの鮮度、サーバーの状態、グラス、注ぎ方まで徹底的にこだわって提供してくださいます。
これがもう最ッ高!
ビールにも鮮度があるんだ、と驚くぐらい、濁りのない透き通った味。
普段の一番搾りもとっても美味しいのですが、工場ならではのこの味は、唯一無二。
苦みを一切感じず、それでいてビールの旨味はたっぷり味わえる、至高の一杯でした✨
お楽しみはまだまだ続きます。3種のビール、飲み比べ!
もちろん、味は全く違いました。
左は、いつもフツーに提供されている一番搾り。なじみ深いヤツです。
真ん中は、さすがプレミアム。
東北産ホップ「IBUKI」が使われているそうですが、たしかに、さっき嗅いだホップの爽やかさが、これでもかってほど、広がっていきます。
味わいとは別のベクトルでも、五感で楽しめるビールです。
☝贈答用の生産のみらしいので、一般的にはあまり流通していません。ご興味のある方は是非。
右は、たまにお世話になっている黒ビール。
個人的には、黒ビールは苦みが少なくなって甘みを感じやすくなるので、好きです。
自分的なお祝いの時には、ハーフアンドハーフを作るのが好きです。
同じ製造方法で作られているのに、ちょっとレシピ?を変えるだけで、こんなに味に違いが出るとは、改めて面白かったです。
飲みたりない私は…
さあ、工場見学を満喫した四十路独女ですが、……これだけじゃ足りないよね。
帰りのバスで、名古屋駅へ繰り出して飲みに行く算段を立てていると。
「一杯行く?」「行くでしょう。ま、ちょっとだけね」
なんて、定年後仲良し友人チーム(勝手に命名)の方々も盛り上がってました。
飲ン兵衛の心はひとつになってましたよ(笑)
(注記)
昔は、工場のなかにレストランがあって、さらにビールが楽しめたらしいのですが、コロナ禍の影響で閉鎖。
再開の予定は今のところ(2023.10.6)ないそうです。残念。